2018年11月1日木曜日

早稲田大学での講義



 早稲田大学理工学部で詩のリレー講義「日本の詩、世界の詩」がはじまった。ことしは、聴講生の数がちょとおおく、130名ほど。和光大学教授にして、ぼくのアメリカ詩研究の先輩、遠藤朋之先生のあとにつづく。ぼくの担当は、日本の近現代詩だ。
 最近、「トランスポーター」シリーズを観たからか、服装は、アルマーニのブラックスーツとタイ 笑

 この講義、フランス詩の後藤美和子先生ほか、錚々たる講師陣が教鞭をとられている。ぼく自身が、先生方の講義を聴講したいくらい。

 さておき、早稲田界隈、というより神田川沿いは好きなエリアなのだった。だから、毎年、この時期がくると、秋の神田川散歩を楽しんでいる。庶民派の老舗そばやのもり、関口芭蕉庵、フォーシーズンズになってしまった椿山荘ホテルのバー、鰻のはし本など。講義後は歩行と酒に憩う径があるのだ。もちろん、拙詩集の版元思潮社は、神田川上水の近辺にあり。

 神田川沿いに興趣をおぼえるのは、好著、朝日新聞社会部刊行の『神田川』のおかげもある。神田川沿いに、墨田から西東京までの今昔を解説してゆくこの本の記者さんのひとりは、ぼくの恩人でもあった。

 昨年ふれた、都電荒川線コースもいいですね。


 そんな神田川や都電荒川線散歩についても、拙ブログでご紹介したい。

 早稲田大学の学生さん、ことしも、よろしくお願いします。

追伸 この日、講義では、田村隆一の詩を読む。そのせいで、ひさしぶりに、田村さんが東京一の居酒屋と呼んだ大塚の江戸一にゆきたくなった。満員。よって、大宮駅前の古参大衆酒場いづみやへ。ここの早い時間の常連さん、平均年齢は70歳代といったところ。ハイライトを吸い、焼酎を呑んでいる方もいる。ぼくはブラックスーツとタイで、ホッピー三杯と焼鳥。ゴロワーズを吸っていたら、「お、両切り、なつかしいねえ」と、ご老体。お会計は1600円也。

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