晩秋に、伊豆へでかけた。
三好達治、石垣りんの幻影をおうエッセイの取材だったが、個人的なお祝いもあった。
以前から予告し、このブログでも折にふれて書いたバイリンガル国際ポエトリーサイトが、来月初旬にいよいよプレオープンを迎えるのだ。
ロンドン、サンフランシスコ、トーキョーの詩人たちが結集し、国境のみならず、文学、アート、写真、音楽、ダンスの壁をこえて、詩的ネットワークを織りあげる。
その名も「Crossing Lines」。
lineはネットやボーダーを意味するが、詩の行を英語でlineともいう。詩が行を跨いで進行するように、いま、時代を覆う限界を跨ぎ超えて前進するネットワークを他者たちとともに編みあげること。
海、温泉、相模湾の旬魚、それから奮発してシャンパーニュをボトルでオープン。乾杯!
ところで、Crossing Linesでは、ぼくも連載詩や連載エッセイを執筆させていただく予定。ついては執筆量の増加にともない、本ブログを一時休止にせざるをえなくなってしまいました。
次回、Crossing Linesの開始告知をもって、ひとまず、ブログのペンを措かせていただきます。
あしかけ五年という歳月、ブログをつづけてこられたのは、読者のみなさまのおかげです。
今後は左右社WEB連載の詩的紀行エッセイ「詩への旅」や鬼怒川金谷ホテル連載の「旅に遊ぶ心」、そしてCrossing Linesのエッセイや論考で、ぜひ、お逢いしましょう。
Crossing Linesについては公式ホームページの「News」やCrossing Lines公式ツイッターでもお知らせしてゆきます。
永い間、ほんとうにありがとうございました。