2020年9月27日日曜日

9月の詩、二篇目が掲載

 


 浦和のバーの止まり木で、40年もののハイランドパークを舐めながら、若き詩人の原稿に目をとおしていた…。

 公式ホームページで夏からスタートした、「Special」コーナー。若き詩人、二宮豊さんと「Alone Together—ふたりきりの詩の止まり木」として、毎月、詩が掲載されるプロジェクト。


先週にひきつづき、また新しい詩が一篇、掲載されました。今回は二宮豊さんのターン。

 

https://mizuhoishida.jimdofree.com/special/

 

 二宮さんの詩は、言葉もアイディアもどこに飛んでゆくのか予測がつかず、とても刺激的。いま流通している現代詩の言葉とも異質で。


ぼくは、そんなstrangerの言葉につい惹かれてしまう。

 

さて、ホームページを運営管理してくださっているボランティア・スタッフからアドバイスがあり、10月から一月に一篇の掲載となります。英訳は時間がかかりますが、もうすこしお待ちください。

 

 この試みをお愉しみいただけたら、うれしいです。

2020年9月19日土曜日

「Special」:9月の詩が掲載

 


 永らくお持たせしてしまいましたが、ホームページに新設された「Special」コーナーで毎月更新のオリジナル詩作品が掲載されました。

 

 とりあえず、ぼくの詩だけですが、二宮豊さんの新作は来週掲載の予定です。

 

https://mizuhoishida.jimdofree.com/special/

 

 今回掲載の詩は長篇詩「流雪孤詩」の第一篇目。昨年末から執筆し、すでにいくつかの媒体に発表している長篇詩の試みです。長野県南アルプスの高峰越百山に魅せられ、麓の宿に通いながら詩を書き溜めていることは、以前、ブログでもお知らせしたとおもいます。

 

 現在準備中の国際ポエトリ・サイト(2021年春オープン予定)編集部からの求めもあって、やっと覚悟がきまり、新サイトで連載することになりました。サイト準備の一環として、本ホームページの「Special」でも先行して掲載することになったのです。

 

 お愉しみいただけたら、うれしいです。

2020年9月10日木曜日

左右社WEB連載「詩への旅」第11回掲載






 告知が遅くなりましたが、左右社WEBで連載中の詩的紀行文「詩への旅」の第11話目が掲載されています。もう、11回かあ。

 

 今回は、かなりレアな紀行。国文学研究の大家で歌人の折口信夫がおとずれた、岐阜県郡上八幡への旅です。

 

http://sayusha.com/category/webcontents/c21

 

 諸事情あって、夏の掲載が晩夏になってしまいました。郡上八幡の銘酒「郡上踊り」、はしりの鮎と鰻の味が忘れられない。

 

 まだなんとなく暑いですが、夏をふりかえりつつ、ぜひ、ご一読ください。

2020年9月6日日曜日

吉備路、瀬戸内旅行

 

 

 夏季休暇と左右社WEBで連載中の紀行エッセイ「詩への旅」の取材旅行をかねて、吉備路をたどり瀬戸内へ。

 

初日は岡山駅にちかい吉備路文学で、詩人安東次男、飯島耕一、永瀬清子各氏の遺稿や揮毫を閲覧させていただいた。岡山出身の作家井伏鱒二や小川洋子の原稿もある特別展「吉備路の文学者とスポーツ展」も愉しむ。

 

それから、瀬戸大橋たもとの児島を経て、鞆の浦で連泊。作家の司馬遼太郎や井伏鱒二も好んだ老舗旅館「遠音近音」に投宿した。ここからが、ホントの休養。青く澄んだ瀬戸内の多島海と空を、日がないちにちぼんやり眺め、温泉で体をほぐし、新鮮な魚を食べ、呑む。ただそれだけで時はすぎゆく。虎魚のうす造り、蛸、鯛がともかく絶品。鞆の浦に面した露天風呂は、瀬戸内の海と空に直にふれるかのよう。凪いだ内海は静かすぎて、夜になっても潮騒さえとどかない。そんな静謐な宿で、春夏の疲れを癒すことができた。

 

埼玉への帰りがけに、倉敷に遊ぶ。新型コロナの影響で閉館していた大原美術館が運よく再開館。ここでしか観られない、エル・グレコの大作「受胎告知」はもとより、児島虎次郎のコレクションを堪能。倉敷民藝館も訪問。「倉敷浜よし」では郷土名物「ままかり鮨」で地ビールと酒を。食後は名店「倉敷珈琲館」で「マンドリン・ノワール」。気分もよくなり、つい骨董やへはいってしまひ…。

旅のくわしくは、連載「詩への旅」をおまちください。