2018年3月20日火曜日

花咲く日







   庭のしだれ桜が、一昨日、開花。

 キフジはすでに満開。コブシも咲きはじめて。

 倒卵形の白い花を咲かせるコブシは、ぼくにとって、春の音ずれをしらせてくれる花。ことしは、きゅうにあたたかくなったせいか、春の花々がひとときに咲いてしまいそう。

 見沼の桜回廊のソメイヨシノも、蕾がぱんぱんにふくらんで、いまにも咲きこぼれてしまいそうだ。
 それでも、あすからはすこし肌寒くなり、雨にもなるというから、花は保ちそう。お花見は、例年どおりかしらん。
 
 さて、今週は、毎日のように卒業式に出席することになる。

320日は、「LUNCH POEMSDOKKYO」の獨協大学の学位授与式。
322日は、詩の授業をした芝川小学校の卒業式。
323日は、現代詩の講義をした東洋大学の学位授与式。

〆切に逐われないかぎり、なるだけ出席したいと思います。どうしてもゆけず、不義理をいたす大学もありますが。ごめんなさい。
兎にも角にも、


みなさん、ご卒業をこころよりお慶び申し上げます。

2018年3月16日金曜日

Roy Hargroveのライブへ



 じつに、じつに、ひさびさにジャズのライブにゆく。

会員になっている青山のジャズクラブのフェアで、ミュージックチャージが半額になっていたのだ。打ち合わせ後、ダッシュ。サントリー本社前の天ぷら屋でささっとビールで天丼をかきこみ、クラブにかけつけた。
食事もできるクラブだけれど、なんせ青山価格 笑 ハイボールだけたのんで、最前席に陣どった。

 大好きなトランペッター、ロイ・ハーグローヴ(Roy Hargrove)のクインッテト。ぼくは、ロイのライブは五度目。新バンドのメンバーは、

Roy Hargrove -trumpet
Justin Robinson- alto sax
Gerald Clayton - piano
Danton Botler - bass
Montez Coleman- drums

 という、オリジナルメンバーでの来日。前アルバム『イヤーフード』からの曲もあったけれど、のっけから新曲がおおくて、うれしかったなあ。

むかしのロイは、ものすごい高速でガンガン吹きまくる印象があったけれど、いまは、音数がすくなく、ソロもみじかい。むしろ、若手のジャスティンとジェラルドのソロに焦点をあててリードをとる。このツートップは息、というより、音の相性がとてもいいようだ。ピアノとダントンのハーモニーは、抜群。

あと、ペットの音が、さすがにくきやかで、おおきいですね。ときに、マイクなしでウィールしてたけれど、まったく違和感なし。マイルス、ウィントン・マルサリス、最近だとクリスチャン・スコットとか、自分のバンド内で自己構成してゆくブッチャーとちがい、ロイはセッションタイプのミュージシャン。それで鍛えられているのかな。バンドはステージも選曲も相当数をこなしているとみえ、ほんとうにエンターテイティブで聴きやすかった。五十分ほどのステージは、あっというまに、あーあ、終わっちゃった。

CDにサインしてもらおうとしたのだけれど、ファンや関係者にとりかこまれており、断念。それにしても、ロイ・ハーグローヴはむかしからファッションが洒脱。最近はよく蝶ネクタイをしてるみたいだけれど、スピリ工房のカーボン製トランペット「da carbo」(カーボン・ファイバーだから?)によく映えていた。詩人も、かくありたいですね。「ダ・カーボ」については、下記リンクからごらんを。スマホでときどきのぞいては、あの音の記憶を反芻しています。


ステージではヴォーカルも披露するロイだが、やはりというか、MCではドナルド・トランプ政治についての危機感を表明していた。ジャズのライブでミュージシャンらがトランプ政権を危惧し、オーディエンスに連帯をもとめる場面は非常によく見られる。もとい、ジャズはその最初から、世界に伏流する危機を察知し、自由を希求する音楽と生のボルテージへ変奏してきたのだけれど。
いわずもがな、日本では現政権、官僚組織がともに陋態をきわめ、だれもが唖然とするしかない非道い状況が日々深まっている。
でも、沈みこんでばかりはいられない。
ロイ・ハーグローヴの音楽は、そんな憂いをともにしつつ、文字どおり吹き翔ばしてくれた。


ファンタスティックな夜でした!

2018年3月14日水曜日

銀座でスイーツ?






 えーと、学生さん、なのかな?

 若い読者さんから「夜の銀座でホワイトデーにいいお店を教えてください」とのメールをいただいた。

 うーん、、

 ぼくのおすすめは、有楽町の交通会館内にある甘味処「おかめ」というお店。

いま、本店は、再開発された(てしまった)銀座マリオンのまえのビルにあると思う。かつては、戦後からの商店街にある民藝風古民家の渋好みする本店だった。キラキラした銀座有楽町でも、おちついた静かな時間が流れてい、酒食のあとのひとときを、文庫本を手にゆっくり「豆かん」(豆と切り寒天に黒蜜をかけた一番シンプルなみつ豆。蒸し豆とカンテンの味わいがよくたのしめる、小説家・色川武大が大変好んだ)を味わいながらすごしたもの。
 これも、いまやまこと渋好みになってしまった交通会館の地下一階の支店は、かつての本店の雰囲気がある。華やかなビルの本店はさけて、よくゆきます。
 
 写真は「ソフトみつ豆」。豆かんにソフトクリームがのっているだけの、やはり、シンプルなみつ豆。「おかめ」の昔ながらのソフトクリームは、見目も美事だけれど、良質な牛乳で丁寧につくりあげられてい、おいしいと思う。手造りの寒天、もちろん豆と黒蜜も、馥郁とした薫としぜんな甘味で。
 最初は、ソフトクリームをたのしみ、すると、まんなかに空洞があらわれるから、そこにやおら黒蜜をそそぎ、まわしかけ、寒天と食べます。おひとつ、七百四十円也。ふたりでも千五百円くらいだから、銀座でお茶するには悪くない価格でしょう?まあ、「西安」で刀削麺でも食べて、「おかめ」で舌を雪がれては。「豆かん」も上級だけどおいしいよ。

 銀座デートでしぶい甘味処?というツッコミは当然でせう。そもそも、いつでも世間からはずれ気味の詩人に尋ねたのが、ね 笑。とまれ、気どらないデートは、おたがいをうちとけさせてくれるかも。
 成功をお祈りして。