ぼくらはふたりきりで深夜のカウンターにすわっていた。
先週の日曜日、詩誌「PEDES」でも活躍する若き詩人二宮豊さんが浦和にくる。来春オープン予定の国際ポエトリ・サイトの打ち合わせ。氏はこのサイトの副編集長でもある。
二時間ほどの会議のあと、浦和の鮨屋でかるくつまんで呑み、話題の新バー「一滴水」へ。マスターは作務衣、着物姿の女性バーテンダーがいて、無垢木のカウンターと木天井の空間にお香が漂う。どこか、祇園のバーをおもわせた。
ぼくは、三十年もののハイランドパークをストレートで。このご時世に、奇特にも、極太のキューバ葉巻がおいてある。コイーバを燻らせつつ、ぼくらはプロジェクトの展開、日米の近現代詩や文学について、えんえん語りあうのだった。その日は、トータルで七時間、呑んで、呑んで、語った。
アメリカン・モダニズムの巨星ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの『アメリカ人気質』(In the American Grain)で修士論文を提出した氏は、英語が堪能で、ぼくとも共訳をしている。若き詩友として、副編集長として、好個の人材だ。
そんな二宮豊さんと、本ホームページの新メニュー「Special」をはじめます。その名も「Alone Together ふたりきりの詩の止まり木」。左記サイトのためのパイロットページで期間限定の掲載です。
「Menu」から、ぜひ、ご一読ください。
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