各大学での講義もはじまり、あすは、学習院大学でトーク。そのあと、ついでに、じつにひさしぶりに、
骨董市に、ゆくのだ 笑
「目白コレクション2018」。毎年春と秋に、全国から良質の骨董屋さんが集結して、掘り出し物もおおい。昨今のジャンボリーとくらべ出店数はすくないものの、どの店も粒ぞろいなのだ。東京の「古童」さんや、京都の「しかまファインアーツ」さん、石川の「タユタフ」さんなどもくる。関東からはそうそうゆけない、気になるお店がけっこうでるので、期待がふくらむ。
仕事そっちのけで、買物やそのあとの呑み処の目星をつけようと、いそいそペンをはしらせる。遠足は家をでる前からが遠足なのだ。すると、デスクのうえの、一輪挿しにしている李朝水滴から八重桜の花が、はらり、散華した。
仕舞いかけの御衣黄と福禄寿の枝を何本かもらったので、部屋が桜だらけになっている。写真の海揚の西洋水瓶もそうだけど、ここ数日、夜は自室でスコッチを呑みつつお花見しているのだ。仕舞いの桜なので、ときおり夜の静寂に、はらり、落花する。その花びらや花房は棄ててしまわずに、水を張った無地の古石皿や古瀬戸鉢に投げいれておく。
しばらく、愉しんだら、お風呂にいれて桜風呂にするのだ。
椿や牡丹もそうやって愉しんできたし、これから咲く躑躅もそう愉しむつもり。
市では、酒器に目がいってしまいそうだけれど、最近は古美術や食器のみならず花器になりそうなものを手にとることがふえた。見沼の自然のおかげです。
トークだから、こちらも十年以上履いているオールデンの古靴を蜜蠟で磨こうとするも、はて、骨董市だから、スニーカーじゃだめかしらん、などと悩みはじめたり。
0 件のコメント:
コメントを投稿