さいたま市では、コロナ・ウィルス禍による非常事態宣言が解除された。結局、アベノマスクは届かなかったな。もう、どーでもいいけど。そんな今朝は、夏の装いで自転車を漕ぐ通勤者の人数もおおかった気がする。だんだんと以前の日常がもどってきそうだ。
ぼくはといえば、ここ二週間、原稿の執筆や大学のオンライン講義で、多忙だった。さらに来週からは、箱根をはじめ県外への出張仕事もはじまる。あすはひさしぶりに横浜へ。
そこで、肩ならし(?)に、浦和の名バー「リンハウス」へ。
都内での仕事だったから、夕方早めに浅草の鎌寿司でかるくつまんで呑み、浦和へ。人もまばらな湘南新宿ラインのグリーン車内にて、銀軸のボールペンでツバメ印のノートに注文の詩のつづきを。
バーカウンターに着くと、マスターが「あれ、だしましょうか」。
自宅ではあまりつかわれることのなかった、1920年代のバカラのクリスタルコブレット(高杯)を、おいていただいている。酒は、マスターのオリジナルカクテル「ルーチェ」。光、という意味で、レシピはマンゴー、桃、サンジェルマン、エルダーフラワーなど。スタートもいいが、フィニッシュにも愛飲している。
この夜は、「シングルモルト余市アップルブランデーウッドフィニッシュ」でしめくくる。竹鶴政孝さんと妻リタさんの結婚百周年を記念し、春にリリースされた幻のボトル。キックとともに、北国のリンゴのさわやかな香りが花ひらく。すばらしかった…。
帰り際に、常連の小説家Kさんがぶらり入店。「安倍の野郎…自民は全員クビだ、クビ」と苦笑する小説家と政治から古剣術談義へ。浮きかけた腰をスツールに留めなおし、光を、おかわり。
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