2018年6月4日月曜日

六月のホームページ



  六月のホームページのデザインを更新していただきました。

 梅雨、ということで、紫陽花。ベタなのだけれど、暗く湿っぽい月の扉が、いままででいちばん華やかな気がします。

 アート作品は、2016年10月に惜しくも他界された画家・堀越千秋氏のエッチング。ぼくも書かせていただいたことのある『週間朝日』の人気連載コラム「美を見て死ね」の筆者としても知られていて、愛読されていた方もおおいと思う。

 ぼくがもっている版画は、1990年代前半の作品。晩年のワイルドな画風からは遠いけれど、端正ながら強烈な色彩、勢いのあるタッチは健在だ。ぼくがこのエッチングを購入したとき、画家堀越千秋はいまほど有名ではなかった。佐谷画廊で、この作品が気に入り、オーナーに購入を申し入れると、ぼさぼさの髪でよれよれのシャツを着た画家がにっこり破顔し、大きな手で握手してくれたものだ。

 小品でもあるし、代金はいまとくらべさほど高価ではなかったと思う。また、当時は20代だったぼくの姿を見て、値引きもしてくれた。

 パワーをもらえるからか、この季節、書斎に飾られることのおおい作品です。
 
 画家の思い出に。



 さておき。去る6月2日、埼玉文学館で開催された「埼玉詩祭2018」に、昨年の獨協大学「LUNCH POEMS@DOKKYO」実行委員会メンバーとフェリス女学院大学の学生さんとで、出演しました。

 このお話は、また、次回。

 ぜひ、お楽しみに。

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