2018年2月16日金曜日

H氏賞第一次選考会へ


写真:左から、渡辺めぐみさん、山下久代さん、高岡修さん、浜田優さん


そういうわけで、ことし、第68H氏賞選考委員をおおせつかったわけだが…。

この大役も、詩人の中本道代担当理事をはじめ、菊田守理事、伊藤浩子、片岡直子、高橋玖未子、たかとう匡子、浜田優選考委員各氏のお力添えもあり、第一次選考は無事におえることができた。

 第一次選考会は夕方四時からはじまり、規定のとおり、六時には終了。
ちかくの店で夕食会があって、詩人の新藤涼子会長、塚越敏雄氏他各理事、委員のみなさんと二時間ほど和気藹々と歓談。
片岡直子さん、高橋玖未子さんとは、初めてじっくりお話する。片岡さんは、ラジオ番組のお仕事で、ぼくの地元の浦和に月一回おこしになるのだとか。青森から来京された高橋さんからは、青森噺をたくさんきかせていただいた。
「毛蟹と鱈場蟹、どちらがお好きですか?」と、ぼく。
「そうねえ、どちらもあまり意識して食べませんね。あたりまえにありすぎて。夏になるとね、東京では高く売れない、小体の鮑がとっても安いの。だから、鮑は朝食によく食べますね」と、高橋さん。なんという、贅沢な日常。

夕食会後は、日本現代詩人賞選考委員として鹿児島から来京された、詩人・俳人の高岡修さんと山下久代さん、H氏賞選考委員長になられた詩人の浜田優さん、ご存知、詩人の渡辺めぐみさんと神田神保町のバー「グランドライン」へ。東京の喧噪から、静かな路地へ切れこんであるバーは、高岡修さんも気にいられたらしい。マスターお得意のフルーツカクテル、今月のスペシャリテ「苺のカクテル」で、ふたたび乾杯。

 ずっと詩を愛読してきた浜田優さんとも、今回、初めてじっくりお話ができて、こころから愉しめた。それにしても、浜田さん、ゆったりと落ちついた声も容も、イケメンだなあ。浜田さんはバーボンを好まれるらしく、ヘヴン・ヒルのハイボールをずっと呑まれていた。ときどき、ふたりで煙草を吸いに冬夜にでる。路上で紫煙をくゆらせながら、プログレッシブ・ロックや、ジャズの話でチルアウト。

 みなさん、おつかれだったと思うが、また、終電ぎりぎりまで呑み、語りあってしまった。

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